レビューをしようと思った理由
まちの本・旅行記
「昭和街道 特集 消える商店街」・「昭和街道 特集 高密度建築群」・「昭和街道 特集 旧市街は誘う」 サークル:ムサシノ工務店
「MORIOKA'23」 サークル:アオモーリーファンタジー
- 市街地だけではないいろんな盛岡の表情が掲載されていて、こんなまちだと感じられてよかった
- 特によるのまちも乗っていたことがいいですね
- 地図の掲載や写真の配置など参考になる部分が多い
- 盛岡行きたい……
「赤字紀行 vol.3.1」 サークル:AKJ LINE
- 今年の目標は大東島に行くこと。ゆえに下調べをしたいと思った
- 一般的な観光ガイドよりもディープなものが読みたい
- 内容は非常に面白かったし、参考になった
- やっぱり数日滞在しないといかんなと改めて思った
バスの本
「Bus Service Map 2023-24冬」 サークル:愉会
- webで自作のバス路線図を公開している方の冊子版路線図
- 頻度別に太さが変わるというのが画期的で重宝している
- スクロール版もあるが、個人的には冊子だとより見やすい
- 1年に1冊ずつ増えている
- 近年はバスを取り巻く環境も大きく変化しており、こういう「残る」タイプのメディアに記録されているのは重要と感じる
「SHIMABUS 上巻」 サークル:れきかれん地理部
- 島というのは独自の自治体で独自の仕組みで動いていることが多い
- まずバスがあるかないかを調べるだけでも一苦労
- 地図だけでもあると「いけるのか」と想像力が膨らみ、行きたくなる
- バスというのは本当に全国津々浦々を走っているなと感じる
- 下巻も楽しみ
- 北海道の鉄道網は私が鉄道について知った頃にはかなり廃止されていた
- 廃線跡を走るバスに昔の流動が見える。それだけでも面白い
- 紙の色やフォント、デザインにこだわっていたのが印象的
鉄道の本
「ご冗談でしょう、早川さん」 サークル:Happiness Factory
- 鉄道ジャーナリストとしてwebメディアで鉄道の記事を書いてらっしゃる枝久保達也さんが書く歴史まとめシリーズ
- 地下鉄という都市交通の象徴にとりつかれてしまった人ゆえの執念深さ
- 内容が濃いので、感想は別途書きたい。五島本もまだよみかけなので、それと合わせて
「あの鉄道車両が失敗した理由 総集編」 サークル:くすのきれいるわーくす
- 技術の発展には課題がつきものなので、こういう本は好き
- 「失敗」というのは大げさに思えるが、ソリューションが上手くいかなかった面があるというのはそうで、実例集として読むと面白い
- また、実験的車両が多い故に結果的に珍しい車両カタログにもなるので、「こういう車両がいたんだ」と勉強になる
「まるわかり東急東横線・東急新横浜線・みなとみらい線」 サークル:武蔵野運輸区
- 祖母の家にいくのによくお世話になっていた東横線についてまとめた本
- フルカラー、大ボリューム
- 知ってる風景がそこここに出てきてパラパラ見ているだけでも楽しい
- 沿線風景、歴史、運転系統、車両をビジュアルと文章を交えて紹介。これを同人誌でやるのがすごい。商業出版でもおかしくない分量。これだけ路線を中心にして多岐に渡る項目を取り扱い、まとめるのはすごい
- 同人誌らしいちょっと二次元コンテンツに絡めた記述とかも面白い
- 奥付の「作者の前で音読しないでください」は何か悲しい事件を感じさせる
道路の本
「神奈川県PA全ガイド」 サークル:せくしーすたいる養成所
「日本自動車道のはなし」 サークル:休日教育出版
健康本
健康って何?
- 友人らが関わる健康という8サークルが1冊ずつ写真集を出す企画があり、その中で何冊か買った
- ちなみに、健康とはまちを歩き、見ていて健康になるものということらしい。わかるようでわからない
「健康」 サークル:キュウリの血と肉
- まちにある謎の看板やペイントに焦点をあてて、まず「わかる」か「わからない」かというのに分類しているのが面白い。「健康」にも分類が存在するのだ。
- 個人的には多古町の「共鳴合体」がツボ。見にいきたいなぁ、これ……。
- 嵐の湯多古店らしい。アクが強い……
- https://www.ando-ind.co.jp/arasinoyu/
「健康」 サークル:逍遥倶楽部
- 見ていていい気持ちになれる「人の営み」に関する風景を分解しているのがわかりやすくていい
- 商業については主にロードサイド中心なのがなお興味深い
- 今や発展しているとわかりやすい風景はロードサイドのほうが見てわかりやすくなったということなのだろうか
「健康」 サークル:多西送信所・にし
「健康」 サークル:鴨春会
「健康👈」 サークル:多西送信所・渦森うずめ
- 問題作(褒めてる)
- 前作「まちの主張」からさらにアクが強くなったと個人的には思う。
- アクが強い第1の要因は前書きにある。この前書きだけで面白い
- 「よるべのない健康の時代に」って何。「健康」はそもそも寄る辺がないから健康というしかないのでは……
- やっぱりどうしようもなく人間ってこういうことしちゃうよね、みたいな非合理というか、「どうしてそうなっちゃうの」とか「やっぱそうなっちゃうか~」みたいな営みがまとまってるのがいいし、それを集められるところが彼の強いところなんだろうなと思った
最後に
- コミックマーケットは最近買う本減っていたが、今回は買う本が多かった
- 自分が同人誌を出したことも大きいのかもしれない
- 今回私は中心市街地とロードサイドを見比べる本を出した
- 今後、鴨春会さんとメロンブックス・boothで委託販売します
- 鴨春会は次は第8回旅チケット(通称:たびチケ)に出展するらしいので、見かけたらよろしくです